2009年秋、10年間のロンドン生活を終了。草食系イギリス人夫とオオサカライフスタート!


by jondosh
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強盗。

先週土曜日の午後11時、
ロンドン生活5年弱、空き巣、スリに続き、
ついに路上強盗にまであってしまった。

最近、身近にあちこちで強盗被害を聞いてた矢先。
普段、自分を守る!で書いた通り注意深く行動していても、
ちょっと気を抜いた隙に事は起こってしまうらしい。

友達の送別会で帰りが遅くなったのでいつものように、
家の近所のバス停(徒歩5分)までアイボウに迎えに来てもらっていた。

思ったより早くバス停に到着してしまったため、
まだそこにアイボウの姿はなかった。

その場でアイボウの携帯に電話して、
彼の歩いてくる方向に向かって歩き始めるむねを伝える。

大通りをそれた住宅街に入った直後、
後方よりBMXに乗った若い野郎が時間を聞いてきた。

「こりゃヤバイ。」と思ったが、目が合ったので、
「11時」と時計を見るわけでもなく、空で答える。
「No Exactly(正確には?)」と聞かれるが、
わたしはまた時計を確認することをせず、「11時15分」と答えた。

野郎は凄く焦ってる様子で、わたしの進行方向に消えた。

わたしは明るいバス停に戻って、ちょっとの間様子をうかがってみた。

でも野郎が視界から消えたので、、
またちょっと前に進み始めた瞬間、

前方の車の陰からサッとその野郎があらわれ、

「Give me your mobile or I will kill you!」
(携帯よこさんと殺すぞ!)


っと、BMXを横倒しにし突進してきた。

野郎は半分ベソをかいてて、追い詰められてる様子。

わたしは咄嗟に「No!」と大声で叫んだ。

即座に野郎の手元とポケットに武器らしき物が無いか確認し、

ここで(海外生活で命取り)わたしのFightingSpiritが顔を出す。

野郎の目を見る限り、「大声を出せば逃げるかな」なんて。

野郎はまた半ベソかきながら、

「さっき、オレ携帯パクられてもーた。
なんでオレが携帯パクられなあかんねん!」


と訳のわからんことを言い放ちつつ、
わたしの肩にかかったバッグを奪おうとする。

わたしも必死でバッグを守りながら、

「おまえが携帯パクられたからって、
なんでわしの携帯やらなあかんねん!」


と素朴な疑問を叫び返す。

引っ張り合いの末、道端に紙袋とバッグがばら撒かれた。

野郎の目の前にしゃがんで、バッグを拾うのは危険すぎるよなぁ。
っとわたしが2~3秒硬直する間、野郎がバッグをさっと拾い、
倒してあったBMXにのって逃亡。

50メートル程前方からアイボウが猛ダッシュしてくる。

「その野郎を止めてぇ~~~!!!」とわたしは絶叫し、

アイボウはスッと方向転換し「待てぇ~~!!」と野郎に突進。

野郎は「オレも携帯とられたんじゃぁ~!」
まだ訳のわからん事を叫びながら、すんでのところで逃げ切られる。


<野郎によって奪われたもの>

◎ エナメルオレンジのMiuMiuバッグ。
◎ 新しい緑の財布。
◎ ソニーサイバーショット。
◎ 現金30ポンド。
◎ バウチャー10ポンド。
◎ ソニーエリクソンの携帯。
◎ 化粧品ちょっと。

+ 送別会の楽しかったキモチ。
+ 安心感。


くやしい。
「夜道への恐怖感」ももちろんだが、それよりも「悲しい気持ち」が大きい。

あの追い詰められたような幼さの残る野郎の顔が、
脳裏にこびりついて離れない。

なぜ、野郎は健全な解決策が見出せないのか。
どうして、若くして人からモノを奪う行為を選択してしまうのか。
この後も、捕まるまでこんなことを繰り返すんだろうか。

やるせなくってどうしようもない。

事件直後、アイボウは自分の不甲斐なさを責め、
怖い思いをさせてしまったことを、何度もわたしに詫びていたが、
今は、「辛い思いをさせた分、Jondoshをいっぱい幸せにする!」
とポジティブに意欲を燃やしてくれておる。

カメラやバッグを奪われても、私は幸せ。
野郎はカメラや携帯を手に入れたけど、幸せにはなれない。

野郎が将来救われることを祈りたい。



::自分への警告::
暴漢を相手に応戦してはならぬことを重々承知なはずなのに、
咄嗟にどうでるかって自分でも予想できないのが怖い。
本当に、かすり傷も負わなかった事は不幸中の幸いだ。

悔しくても絶対戦ったらあかん!!!
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by jondosh | 2005-01-25 22:29