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2009年秋、10年間のロンドン生活を終了。草食系イギリス人夫とオオサカライフスタート!


by jondosh
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スリ。

『僕』的事件簿・ファイルⅡ

mataさんとこからトラバをもう一丁!

あれは忘れもしない、10年前の夏。
1ヶ月にわたる英国一周バックパッカー旅行を終え、最終ロンドン滞在1週間の2日目、事件は起こりました。

3度目のロンドン、1ヶ月の過酷な貧乏旅行を終え、ちょっと緊張が緩んでおりました。

その日は親友と別行動。
今から考えると恐ろしく無防備でしたね。地下鉄のプラットホームに下りるエスカレーターでチビ日本人観光客がリュックにウォークマン音楽ガンガン。「狙ってください!」って看板出してるようなものです。
こちらのエスカレーターでは左側は歩く人用にあけるのが常識ですが、なんだか10歳くらいの子供がニヤニヤと私の横にピッタリついており、前後にも仲間らしき子供がピッタリ。「ウワッ!ヤラレタかも?!」っと、リュックの口を探ってみたら案の定パッカリと空いて、財布が無い!「大」「中」「小」3人組がヘラヘラとこっちを見ている。

はいっ、ここで姉さん(私)キレました。

1. 後ろに立ってた「大」(14歳位)に「Hey!」と詰め寄る。「大」いまだニヤニヤ止めず。

2. 横に立っていた「中」(12歳位)がプラットホームに入ってきた電車に飛び乗り、「コッチだよ」ポーズ。

3. 姉さん、零コンマ1秒の間に中のズボンポケットに目をやり、膨らみが無い事確認。

4. 姉さん、クルっと向きを変え、「小」(10歳位)を鬼の形相で睨む。

5. 「小」向きを変え猛スピードでもと来たエスカレーターの横の階段を駆け上がる。

6. 姉さん、「そのガキ止めてぇ!!!」と大声で叫びながら階段を5段飛ばしぐらいで駆け上がる。

7. 通りがかりの紳士、階段のトップで行く手をふさいでくれる。

8. 「小」、姉さんに向かって取った財布を投げつけ、紳士を突き飛ばして逃走。

全工程30秒くらいでしょうか。
階段の下でばら撒かれた小銭を集めていたら、いきなり恐怖が襲ってきて、足がガクガク震えだし座り込んでしまいました。
そこに老婆がやって来て「brave girl!」と肩を優しくなぜてくれ、小銭を一緒に拾ってくれました。

結局全額財布には全額(100ポンドちょっと←持ち歩きすぎ!)残ってました。

無事だったから良かったものの、腹いせに刺されていたかもしれません。

大変危険なのでくれぐれも真似しないで下さい。
by jondosh | 2004-03-25 00:26 | MUMBLING