強盗。
2005年 01月 25日
先週土曜日の午後11時、
ロンドン生活5年弱、空き巣、スリに続き、
ついに路上強盗にまであってしまった。
最近、身近にあちこちで強盗被害を聞いてた矢先。
普段、自分を守る!で書いた通り注意深く行動していても、
ちょっと気を抜いた隙に事は起こってしまうらしい。
友達の送別会で帰りが遅くなったのでいつものように、
家の近所のバス停(徒歩5分)までアイボウに迎えに来てもらっていた。
思ったより早くバス停に到着してしまったため、
まだそこにアイボウの姿はなかった。
その場でアイボウの携帯に電話して、
彼の歩いてくる方向に向かって歩き始めるむねを伝える。
大通りをそれた住宅街に入った直後、
後方よりBMXに乗った若い野郎が時間を聞いてきた。
「こりゃヤバイ。」と思ったが、目が合ったので、
「11時」と時計を見るわけでもなく、空で答える。
「No Exactly(正確には?)」と聞かれるが、
わたしはまた時計を確認することをせず、「11時15分」と答えた。
野郎は凄く焦ってる様子で、わたしの進行方向に消えた。
わたしは明るいバス停に戻って、ちょっとの間様子をうかがってみた。
でも野郎が視界から消えたので、、
またちょっと前に進み始めた瞬間、
前方の車の陰からサッとその野郎があらわれ、
「Give me your mobile or I will kill you!」
(携帯よこさんと殺すぞ!)
っと、BMXを横倒しにし突進してきた。
野郎は半分ベソをかいてて、追い詰められてる様子。
わたしは咄嗟に「No!」と大声で叫んだ。
即座に野郎の手元とポケットに武器らしき物が無いか確認し、
ここで(海外生活で命取り)わたしのFightingSpiritが顔を出す。
野郎の目を見る限り、「大声を出せば逃げるかな」なんて。
野郎はまた半ベソかきながら、
「さっき、オレ携帯パクられてもーた。
なんでオレが携帯パクられなあかんねん!」
と訳のわからんことを言い放ちつつ、
わたしの肩にかかったバッグを奪おうとする。
わたしも必死でバッグを守りながら、
「おまえが携帯パクられたからって、
なんでわしの携帯やらなあかんねん!」
と素朴な疑問を叫び返す。
引っ張り合いの末、道端に紙袋とバッグがばら撒かれた。
野郎の目の前にしゃがんで、バッグを拾うのは危険すぎるよなぁ。
っとわたしが2~3秒硬直する間、野郎がバッグをさっと拾い、
倒してあったBMXにのって逃亡。
50メートル程前方からアイボウが猛ダッシュしてくる。
「その野郎を止めてぇ~~~!!!」とわたしは絶叫し、
アイボウはスッと方向転換し「待てぇ~~!!」と野郎に突進。
野郎は「オレも携帯とられたんじゃぁ~!」と
まだ訳のわからん事を叫びながら、すんでのところで逃げ切られる。
<野郎によって奪われたもの>
◎ エナメルオレンジのMiuMiuバッグ。
◎ 新しい緑の財布。
◎ ソニーサイバーショット。
◎ 現金30ポンド。
◎ バウチャー10ポンド。
◎ ソニーエリクソンの携帯。
◎ 化粧品ちょっと。
+ 送別会の楽しかったキモチ。
+ 安心感。
くやしい。
「夜道への恐怖感」ももちろんだが、それよりも「悲しい気持ち」が大きい。
あの追い詰められたような幼さの残る野郎の顔が、
脳裏にこびりついて離れない。
なぜ、野郎は健全な解決策が見出せないのか。
どうして、若くして人からモノを奪う行為を選択してしまうのか。
この後も、捕まるまでこんなことを繰り返すんだろうか。
やるせなくってどうしようもない。
事件直後、アイボウは自分の不甲斐なさを責め、
怖い思いをさせてしまったことを、何度もわたしに詫びていたが、
今は、「辛い思いをさせた分、Jondoshをいっぱい幸せにする!」
とポジティブに意欲を燃やしてくれておる。
カメラやバッグを奪われても、私は幸せ。
野郎はカメラや携帯を手に入れたけど、幸せにはなれない。
野郎が将来救われることを祈りたい。
::自分への警告::
暴漢を相手に応戦してはならぬことを重々承知なはずなのに、
咄嗟にどうでるかって自分でも予想できないのが怖い。
本当に、かすり傷も負わなかった事は不幸中の幸いだ。
悔しくても絶対戦ったらあかん!!!
ロンドン生活5年弱、空き巣、スリに続き、
ついに路上強盗にまであってしまった。
最近、身近にあちこちで強盗被害を聞いてた矢先。
普段、自分を守る!で書いた通り注意深く行動していても、
ちょっと気を抜いた隙に事は起こってしまうらしい。
友達の送別会で帰りが遅くなったのでいつものように、
家の近所のバス停(徒歩5分)までアイボウに迎えに来てもらっていた。
思ったより早くバス停に到着してしまったため、
まだそこにアイボウの姿はなかった。
その場でアイボウの携帯に電話して、
彼の歩いてくる方向に向かって歩き始めるむねを伝える。
大通りをそれた住宅街に入った直後、
後方よりBMXに乗った若い野郎が時間を聞いてきた。
「こりゃヤバイ。」と思ったが、目が合ったので、
「11時」と時計を見るわけでもなく、空で答える。
「No Exactly(正確には?)」と聞かれるが、
わたしはまた時計を確認することをせず、「11時15分」と答えた。
野郎は凄く焦ってる様子で、わたしの進行方向に消えた。
わたしは明るいバス停に戻って、ちょっとの間様子をうかがってみた。
でも野郎が視界から消えたので、、
またちょっと前に進み始めた瞬間、
前方の車の陰からサッとその野郎があらわれ、
「Give me your mobile or I will kill you!」
(携帯よこさんと殺すぞ!)
っと、BMXを横倒しにし突進してきた。
野郎は半分ベソをかいてて、追い詰められてる様子。
わたしは咄嗟に「No!」と大声で叫んだ。
即座に野郎の手元とポケットに武器らしき物が無いか確認し、
ここで(海外生活で命取り)わたしのFightingSpiritが顔を出す。
野郎の目を見る限り、「大声を出せば逃げるかな」なんて。
野郎はまた半ベソかきながら、
「さっき、オレ携帯パクられてもーた。
なんでオレが携帯パクられなあかんねん!」
と訳のわからんことを言い放ちつつ、
わたしの肩にかかったバッグを奪おうとする。
わたしも必死でバッグを守りながら、
「おまえが携帯パクられたからって、
なんでわしの携帯やらなあかんねん!」
と素朴な疑問を叫び返す。
引っ張り合いの末、道端に紙袋とバッグがばら撒かれた。
野郎の目の前にしゃがんで、バッグを拾うのは危険すぎるよなぁ。
っとわたしが2~3秒硬直する間、野郎がバッグをさっと拾い、
倒してあったBMXにのって逃亡。
50メートル程前方からアイボウが猛ダッシュしてくる。
「その野郎を止めてぇ~~~!!!」とわたしは絶叫し、
アイボウはスッと方向転換し「待てぇ~~!!」と野郎に突進。
野郎は「オレも携帯とられたんじゃぁ~!」と
まだ訳のわからん事を叫びながら、すんでのところで逃げ切られる。
<野郎によって奪われたもの>
◎ エナメルオレンジのMiuMiuバッグ。
◎ 新しい緑の財布。
◎ ソニーサイバーショット。
◎ 現金30ポンド。
◎ バウチャー10ポンド。
◎ ソニーエリクソンの携帯。
◎ 化粧品ちょっと。
+ 送別会の楽しかったキモチ。
+ 安心感。
くやしい。
「夜道への恐怖感」ももちろんだが、それよりも「悲しい気持ち」が大きい。
あの追い詰められたような幼さの残る野郎の顔が、
脳裏にこびりついて離れない。
なぜ、野郎は健全な解決策が見出せないのか。
どうして、若くして人からモノを奪う行為を選択してしまうのか。
この後も、捕まるまでこんなことを繰り返すんだろうか。
やるせなくってどうしようもない。
事件直後、アイボウは自分の不甲斐なさを責め、
怖い思いをさせてしまったことを、何度もわたしに詫びていたが、
今は、「辛い思いをさせた分、Jondoshをいっぱい幸せにする!」
とポジティブに意欲を燃やしてくれておる。
カメラやバッグを奪われても、私は幸せ。
野郎はカメラや携帯を手に入れたけど、幸せにはなれない。
野郎が将来救われることを祈りたい。
::自分への警告::
暴漢を相手に応戦してはならぬことを重々承知なはずなのに、
咄嗟にどうでるかって自分でも予想できないのが怖い。
本当に、かすり傷も負わなかった事は不幸中の幸いだ。
悔しくても絶対戦ったらあかん!!!
by jondosh
| 2005-01-25 22:29